【6月21日追記】投機的すぎるフィットネスコンテスト市場と個人的な市場予想

こんにちは!

今日は、フィットネス業界の中でも異色の、コンテストという市場における、投資と投機というテーマです。



久々に仕事場での写真です。




投資とは、長期的に成長することを期待して資金を投じること。
投機とは、短期的な視点で、機会に乗じて短期的な売買を繰り返すことで儲けること。

金融業界で使われる言葉ですが、どの業界でも傾向として見られます。


そして、ボディビル・フィットネスコンテスト市場を見ると、今まで前者だったにも関わらず、裾野が広がり市場が拡大している時だからこそ、最近は投機的な動きが多くなってきている気がしています。

投機は流動性(サービスを購入したい、利用したい!と思った時に選択肢がいくつかあること)を供給し、適正な市場価格の形成に貢献する側面もあり、一概に悪いものではないです。

ですが、コンテストの本質とは、長期的に資源を費やして、身体を、ひいては人間的に向上するために行う投資としてのものではなかったのかな、、、、と思います。


そういった市場について、今日は個人的な市場予想をしてみようと思います。


予想:
2020年をピークに3年ほどは短期的に停滞・縮小傾向、その先は長期的にゆるやかに上昇。
理由は以下:

1.みんな凄い問題
マッチョ人口が増えすぎて、一般目線ではみんな凄い身体であり、1-2割の玄人にしかわからない完成度を競うよくわからないマーケットになりつつあること。
審査基準が定まらず、団体、カテゴリの混在・乱立が競技人口の増加を圧倒的に上回る。

2.ドーピングやルール違反の整形問題
社会的・倫理的問題。詳しくはまた今度。

3.相性のいいインスタグラムというSNSの衰退
フォロワー・いいねの購入など、インスタグラムのビジネス的な信用が落ちてきている。
もはやビジネスはインスタグラムの数を信用しなくなってきている。

一部のユーザはユーチューブに流れるも、動画コンテンツも飽和し、24時間に占める割合を圧倒的に増やすことができるのは一部のユーザのみ。

こういった問題で市場は一時停滞か。パーソナルジムの数や価格に下押し圧力がかかるものの、その後は制度やルールなどが見直され体制が整備される中で、クリーンアップされて必要なものが残る。

承認欲求以外にも、身体性を高く維持することでのメリットが実感されたり、他業界との交わりも増え、腰を据えて運営する主催者団体、トレーナー、選手が増えてきたり、期待を込めて長期的にはロング(買い)と見たい。



以上、定量的分析に基づかない市場予想でした。(笑)

他の人はどう思っているのかなぁ?


【追記:6月21日】
このブログを書いたあとに、某国内団体がIFBB Proでプロカードを取得する大会に出場するには、某国内団体を必ず経由してから行くようにとの通達を出していました。

これは一見、無茶なルール作りのようで、上記で述べる”体制の整備”の1つかなと思います。
IFBBエリートリーグ側は、国際大会に臨むには、各国の団体を必ず経由することと昔からなっていることもあり、遅かれ速かれこういった体制整備はなされるものだったんでしょう。

ただ、シーズン途中で、かつ要件を満たせる大会数が少ないという状況でこの発表を行うのは、少し混乱を招くし、選手によっては予定が狂った!と思う人もいるでしょうね。

自由主義、個人主義の傾向が強い若年層にとって、ルールが増えることを受け入れにくい風潮はある気がするので、その反発はあるかもしれません。



変化が多い業界において、規制の変化によってプロジェクトスケジュールが狂うのは、ブロックチェーン業界しかり、他業界も同じ。
変化の波に乗っていきたいなら、選択肢をいくつか考えながら、柔軟性をもって取り組むのが大切ですね。



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