アジア大会記⑤不幸中の幸い。食中毒に苦しんだ、最終日。

さて、モンゴルも最終日。
今日はアメリカ、ロサンゼルスから更新しています。


↓賞状、IFBB登録証、メダル






↓↓化粧もボディカラーリングも落とし、さっぱりした表情の私。

今日は、男子選手のサポートです!
昨日たくさん助けていただいたので、この日は応援に回ります。




朝一に行われるメンズフィジークの選手のステージメイク!

イランを中心に中東の選手が多いので、その人たちの顔に負けないような濃い顔にするために(本当の目的はそこではないけれどw)、メイクをします!







男子選手はどんなメイクかというと、、、、

1.体のカラーに合わせて頬から下にがっつりと濃いシェーディングを入れる
2.一重や奥二重の選手には、濃いめにアイライン。濃い顔の選手は、気持ち控えめ
3.眉毛が薄い選手(日本人男性に多いです)は、しっかり眉尻まで書き足す
4.Tライン、顎、らへんをハイライト
5.掘りを深くするための、ノーズシャドウ
6.その他首や耳後ろなど、カラーリングの色に合わせるための首回りのファンデーション


こんな感じでやっていました。


特にシェーディングと首回りのファンデーションはやらないと、顔と体の境目がくっきりになってしまいます。



メイクが終わり、素晴らしい体の仕上がりが際立ってます!


↓↓メンズフィジーク、という競技で、身長別のカテゴリです。
今日本では競技人口が増え、大人気の競技!!

左から、並木選手、甲村選手、寺島選手



女子の私からしたら、もうなんだかよくわからない体の形になっています、、、!!笑


いよいよ観客席へ。


ステージ横から、、、、おや?




わさわさわさ~っ!!

すごいマッチョがたくさん!!
なかなか見られない光景。





まずは、体重別のボディビルの大会です。


日本の赤澤選手!
インスタグラムでも大人気の、アーティスティックな選手です!

この時初めて見たのですが、芸術的で、会場が一体になるようなフリーポーズに感動し、感涙。思わずファンになりました!


パントマイムとボディビルを融合させた、フリーポーズ。
会場がとても盛り上がったのを覚えています。
また生で見たい!

















↓↓100kg級男子ボディビル。
右の選手が優勝でした。





↓↓各階級の優勝者で争われるオーバーオール審査。
(彼らは、英語でsuper final:スーパーファイナルと呼んでいましたね)


一番右は100kg超級の選手です。
各階級の優勝者とだけあって、これを生で見れたのはとてもいい経験になりました!


















控室では、マスターズのボディフィットネスに出られる山下選手がパンプアップ。


筋量が多い男子選手は、人が圧をかける方法か、ウォーターダンベルを使う人が多いんですね。
チューブは筋量の少ない女子選手(私始め)が使っています。


チューブは持ち運びが楽ですが、後半に向けてテンションが抜けてしまうため、
パンプアップにはダンベルを使いたいという人が多いみたいです。




こういったキャンプ用品に水を入れてダンベル代わりに使ったり。





↓↓脚のカットが凄まじいです、クラシックボディビル、松岡選手!
こんなの見たことありません。。。。。




クラシックボディビルの、松岡選手と渡部選手。
身長と体重に制限があるカテゴリです。







ここで、事件発生。

午後から、徐々に気分が悪くなり、一度部屋に戻ることに。

戻ってしばらくしても体調は悪化。

吐いても吐いてもなかなかよくなりません。

そのまま2時間ほど眠りましたが、起きても治らず、ベッドとトイレの往復。。

まさか、大会の翌日にトイレの前から動けなくなるなんて。

、、、、なんて不幸中の幸い!!!
これが本番だったら、取り返しのつかないことになっていました。

数時間寝たことで最悪期は脱し、レセプションの雰囲気を少しでも味わおうと、ふらふらしながら何とか会場にたどり着きました。


コース料理が出たものの、水しか飲めず。。







途中で、気持ち悪い、、、、
とトイレに立つと、カラーリングブースで一緒になったキルギスのアリーシャさん!


プロカードおめでとう!と、写真を撮ってもらいました。

実は、カラーリングブースで、彼女はすでにプロ選手だと思っていたので、

「明日のプロの大会に出るの?」

「私は今日出る(アマチュア)んだけど、そうなったらいいな!」

と言っていた彼女。
本当にそうなりました。

あの体していたら、そうよね。。。


私の顔が青白いのは、気分が悪いせい、、、と思いたい。
この顔面レベルの差。美女すぎる!!!



気持ち悪い中、笑顔を振り絞る私。笑






この後、インドネシアのIFBB団体代表で、アジア団体のボードメンバーの、komang さんとエレベータ振りの再会!

写真がなく残念ですが、ものすごく柔和な雰囲気と、知性溢れる話し方に、引き込まれてしまいます。

インドネシアの水質事情や、仮想通貨ビジネス、10月にバリで主催されるマッスルビーチ大会の話などしていただき、盛り上がりました^^


バリで大会とは、、、、なんて贅沢なんでしょう!!!




そしてパーティー会場は、クラブのようになり、、、

気持ち悪い私は、ここでギブアップ。

私も一緒に騒ぎたかった・・・・




そんなこんなで夜は更け、、、、

翌日は日本に帰ってきました。







ここでようやく、安井選手と話すチャンスがありました!




フィットネス界で彼女を知らない人は少ないと思いますが、そうでない人のためにご紹介

外資金融の営業職でフルタイム勤務しながら、
数年前から日本のビキニトップ選手として活躍されている方です。

外資+金融+フィットネスビキニ という共通項があり、
常に日本のトップ選手という遠い存在ながらも、少しだけ身近に感じていました。

働きながら、名古屋と東京を往復しながらほぼ毎日というハードなトレーニングスケジュールをこなす彼女、、、
国内トップビルダーの選手に師事し、ポージングレッスンや柔軟レッスンなど、
努力のレベルが計り知れないです。

フィットネス界では1番人気のブログなんです。
↓↓
安井友梨さんオフィシャルブログ




成田で修了式。
見た目は修学旅行のようです。



皆様、大変お世話になりました!
最高のチームでした!





↓↓プロタンをすると、必ずこうなります。
角質が染まるので、しばらく帰ってきてもこのままです。笑





海外遠征の教訓


1.胃薬は必須。
正露丸、ビオフェルミン、必要でした。

2.ホテルだろうとなんだろうと、口をゆすぐときも、ミネラルウォーターでゆすいだ方がいい場所はある。(いえす、それがモンゴル・・・!!!)

3.遠征先のパンプアップにはウォーターダンベルが使えるらしい!

4.家に着いた後も、食中毒は油断してはならない。



これにて、アジア大会記はひとまず終了します。^^
最後まで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました!



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