アジア大会記④ステージ当日は、とにかく時間との戦い!

モンゴル入りした翌々日、いよいよステージ当日です!



大会当日朝の腹筋。
朝イチでむくみがないので、結構いい感じに盛れてます。



とにかく本番は時間との戦い!
、、、と思っていたら、拍子抜け。

時間がない!

、、、時間が読めない!

、、、、、、暇だ!


時間に間に合わない!と思ったら、
いつ始まるのかわからない状況に。
食事やパンプアップ、休息などの時間配分が全く読めません。

その後、半日も待たされることに。。。。



7:00-8:00 メイク


当日は、朝7時から、メイク。

前日23時頃に、どうやらプロのメイクサービスがある!との情報を知り、そこからWechat経由でコーディネーターに連絡。
急でしたが、翌日7時にメイクさんを呼んでもらえることになりました。

対応が早く、素晴らしいサービスです。


7時15分頃、メイクさん到着。50分ほどで完了。
メイクは$30でしたが、大満足だったので、
チップとともに$40、ニコニコ米ドル現金払い。


メイクの過程をご覧ください↓


すっぴん、真顔大公開。




この後カラーリングをするので、かなり黒い顔になります。


極太眉。


眉毛とのバランスがとれてきました。


アイシャドウの内側にベースが入ります。


目の内側に色を載せて、完成。



シャドウはこんな感じ。
青いシャドウ、人生初めてですが、内側に入れるとバブルのような感じにはならないんですね。


これにつけまつげ、口紅を載せ、髪を巻くと、、
こうなりました。






うーん、もはや別人www




8:30-9:00 朝食


その後ご飯です。
当日に筋肉を張らせるため、糖質多めに食べます。

なんと、水曜、木曜と便秘していたため、お腹が張らず、量を摂取できる糖質源を食べます。

フライングして、ケーキを少々。
3か月ケーキなどお菓子を絶っていましたが、嬉しさは、意外とありませんでした。





9:00-11:00 カラーリング(プロタン)


その後、9時からカラーリング。

トップコートのみを予定していましたが、私の地肌が思ったより白く、
土壇場でベースカラーも入れることを決めました。


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!初心者のための、プロタン豆知識!

日焼けのベースがかなりできている場合、ベースは塗っても塗らなくてもどちらでも大丈夫です。
トップコートだけでも十分色が付きます。

ベースが完全に乾いてからトップコートになるため、同時にやるとかなり時間がかかります(私は待ち時間も含め2時間かかりました)。

タンニングブースは、男女ともに、全裸です!

赤信号、みんなで渡れば怖くない、というように、
みんなで裸、知らない異性だとそんなに恥ずかしさはありません。

公衆の面前で素っ裸にされ、ベースカラーのスプレー。
その後巨大扇風機の前で乾かすこと20分程度。
肌にべたべた感がなくなったら、トップコートの泡のクリームをパッドを使って塗ってもらいます。

ベースをやるなら夜にやり、一晩寝て、
ステージ当日朝にトップコート、
ステージ前にオイルアップ、少し時間をおいて肌なじみさせてからステージに立つ
この流れが理想かな、と思いました。

オイルアップ後↓少しテカリすぎてます。
ここから、キッチンペーパーで余分な油をふき取ったり、肌になじませたりします。
天ぷらになった気分。。。



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ここで事件!!
途中で、ある国の選手が、そんな場でタンニングブースに向かって写真を撮りだす。
おいおいこっちは全裸だぞ!

これはさすがにアウトです。
キツめに注意しました。

チームメイトしか写ってないよ、というジェスチャーをされるものの、
こんな場所でカメラを使うこと自体やめてくれ、という、、、、
信じられないことをする輩がいるもんだ・・・・。






ベースカラーも入れたりしたので、15分程度で終わると思っていたカラーリングは、計2時間もかかりました!


ベースカラーをやるなら、余裕をもって前日にしっかりやるべきでした。反省。




11:00-12:00 控室移動、会場視察


控室にパンプアップの道具や食料、メイク直し用のメイク、カラーリング直し用のスプレーなどを運びます。

その後、ステージの大きさ、立ち位置などを確認します。

審査員との距離は、2m程度ととても近いです。

ほら近い。


控室そばにあった、バイク。
直前までがんばれと、そういうことでしょうか・・・・



15:00- 大会開始


12時開始とアナウンスされていた開始時間から3時間遅れ、ようやく開始。

お客さんも、関係者も、選手も、既にヘトヘトです。。。笑



選手は控え室待機。

今回は半日以上待ったため、各自色々な過ごし方をされていました。

どんな過ごし方をしていたのか、いくつか紹介します。


・お昼ご飯(現地のお弁当)、間食

お昼のお弁当は、こんな感じでした。


塩味は一切ついていない弁当でしたが、ソバの実を一緒に炊いた、蕎麦飯がとっても気に入りました^^(写真はコーン飯)


しかし、、、、そのうちの1つにガラスの破片混入、、、、!!!
生のトマトもなんだか味が変・・・と言い出す方まで。

あまり人気がなかったお弁当でしたね。

これが食中毒の原因でしょうか?笑


・パンプ前のパンプ

ステージ横でのパンプ前に、少し体を温めておくことが重要とのことで、チューブやウォーターダンベルを使って、パンプするための準備運動を始めます。

男性選手が、パンプを手伝ってくれました!ありがたい・・・・



・睡眠

某選手は、衣装のまま、熟睡されておられました(笑)
心の余裕があってすごいな・・・!と思っていたら、私も待ち疲れで寝てしまいました。(笑)

起きたら、ビキニショート集合!なんていわれるもんだから、ステージ脇に立った時にも、少し眠気が残っていました。。笑


・カラーリング直し

汗や水分などでムラになったカラーリングを、適宜直します。
セルフのプロタンスプレーが必要です。


・ポージングチェック

ポーズをとってみて、最終的な見え方の確認をします。
もう少しひねりを入れる、
角度を倒す/起こす、
など、細部の調整です。


お昼のコンディション↓↓
ステージではだいぶ浮腫んでしまっていました。。。



・SNSの投稿

選手はほぼ皆さんSNSをフルに活用されています。
控室でのオフショットを、随時発信。^^



控室にて、愛知のスーパー新人、大脇さんと!
歳が近く、仲良くさせてもらいました^^

私がヒールをはいていますが、身長差は25cm!
彼女はなんと、10頭身以上あります。

外国人選手も、彼女に目を奪われていました。





19:00(?)くらい 本番ステージ


ジュニアの部、ボディフィットネス、女子フィジークと続き、その後、フィットネスビキニと続きます。

仮眠から目覚めると、いよいよビキニの出番!

ビキニは2クラス。
163cm以下級:10名中6名が決勝
163cm超級:16名中6名が決勝


ステージ時間は計10分弱。

1人ずつ歩いてポーズをとる、”Lウォーク”というルーティンはなく、
選手一同に並び、前、右、後ろ、左、前という”クォーターターン”のアピールのみでステージは終了しました。


ルーティンは直前まで、
Lウォーク、やるの?
スリーステップフォワード、やるの?
など疑問ばかり。

直前10秒前にクォーターターンのみということがようやく判明し、そのままステージへ。笑



ステージングは、その時その時で求められたものを、いつでもできるようにしておかなくてはいけないと思いました。


予選と決勝の間はずっと袖で待機。

先に競技を終えたフィットネスの椎名選手が、女子全員のサポートをしてくださいました。

椎名選手は数年前のアジア選手権に出場したり、ベテラン選手。
始めての国際大会で緊張している私にも、色々声をかけてくださり、とっても心強かったです。


予選は5分ちょっと、決勝は5分以下と、ものすごい短時間で審査は終了。
その後すぐに表彰式へと移ります。



6位からコールされるたびに、ドキドキ・・・・・

6位・・・・

5位・・・・

4位・・・・

3位・・・・ジャパン!




あぁ、呼ばれてしまった。。。。







表彰式では悔しい気持ちがいっぱいで、顔にださないように精いっぱい笑顔を作っていました。

その後、時間が経つにつれて、終わった安堵感と、写真を見て、半年前の全日本からの自分の変化を見ることができ、徐々に充実感と満足感が出てきました。



でもこの写真を見ると、敗北感でいっぱいになる。笑
悔しい、けど、すごい!!!




日本から休みを取って、はるばるモンゴルまで応援に来てくれた、OLトレーニー仲間の、かおりさんと、ゆきちゃん。

ステージに立って、68番!シックスティエーイ!
が一番聞こえたのは、彼女たちのおかげです。



終わってプレッシャーから解放された選手たちと、記念撮影。




左から、
月間ボディビルカメラマンの金本さん、
女子フィジークの久野選手、
私、
ボディフィットネス 国際大会常連の山本選手
女子フィジーク、去年の日本選手権、今年のアジア選手権と優勝された澤田選手
フィットネスビキニ国内トップの安井選手



久野選手は笑顔がとっても素敵♪



同部屋の長瀬さんと!
サバサバしていて、いつも前向きでエネルギーに溢れている彼女の近くにいると、元気が出ます。
部屋でも、とっても居心地よく過ごさせていただき、本当に感謝しています。




隣同士になった唯一のインド人選手と。
インドでの競技事情などいろいろ教えてもらいました。
来年はインドからもっと競技者が増えそうです!






大会後、カラーリングをしてくれた子にお礼と報告を。
英語がとても流暢な方で、日本チーム全体のカラーリングスケジュールや説明などをしっかりしていただきました。
この子がいたから、カラーリングに不安なく準備ができました。
大感謝!!

モンゴルで英語の先生をしているそう。
どおりで英語が上手!





その後、夕食。
やっと塩分が食べられます!!






昨年のメンズフィジークチャンピオンの田村さんにボトルをご馳走いただきました。

カメラマンの山根さんも交え、お疲れ会。

終わったー!!






IFBBのサントーハ会長とも記念撮影。



応援団からのお菓子をようやくいただき、




さぁ、お風呂に入ってタンニングを落とそう!

、、、、、、お湯が出ない、、、チーーーーン。。

そのまま寝るしかない。

シーツを汚さないよう、もってきたレインコートに身をくるみ、ようやく就寝。





なぜか内側が汚れるレインコートとスリッパ。笑↑↑




海外遠征の教訓


1.お直し用のセルフカラーリング道具は、必ず持っていくべき!

2.オイルアップ時につきすぎたオイルをふき取るための、キッチンペーパーはあると便利。

3.浮腫みにとにかく気を付ける。
待ちすぎたからか、動きすぎたからか、食べすぎたからか、夜のステージでは、お昼にあったはずの脚や背中のカットが消えていました。

4.カラーリングした状態でホテルで寝る場合、100均のレインコートは使える。

5.当日のポージングルーティンは、直前までわからない。何を求められてもできるように、すべてのありうるルーティンの練習と、イメージトレーニングをしておく

6.ビーチサンダルはもっていくべきだった(カラーリングの状態で移動することが多いため)




つづく。。。。。。

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