こんにちは!
タイトルを見て、フィットネス関係ないと思ってタブを閉じようと思ったそこのアナタ!
いえ、今回はちゃんと関係あります。
今日は、溢れる情報の中でどうあがいていくか?
というお話です。
これ聞いたことある人は多いでしょう。
金魚の集中力は9秒持つのに、現代人は8秒しかもたないそうです。
数年前にこんなことがネットで出てきてから、色々なメディアがこれを引用し、
皆さんの多くも、そして私も、
「マジか、人間そろそろやべぇな~」
って思ってたわけです。
「でも金魚の集中力なんてどうやって測ったんだろう?」
そんなことをうっすら思いながら、
「ま、いっか」
と、しばらく、”人間の集中力は金魚以下!” を信じていました。
先日ブログを書いていて、ふとこれを引用しようと思ったんです。
そしたら、ふとこの疑問がまた沸いて、
「せっかくだから調べてみよう、どうせ2-3分でわかるでしょ」
と思い、調べてみたんです。
結果、、、、、、
わかりませんでした。
え?
”人間の集中力は金魚以下!”
を引用している記事やメディアは山ほど出てくるのに、肝心の元データが辿れない!
どの記事も、”マイクロソフト社の研究によると”
とあるので、どうやらそれがベースになっているらしいことはわかる。
TIME社の記事が、その研究のリンクを張り付けているのでクリックしてみると、、
なぜか他のページにリダイレクトされる。
なななな、なんと、マイクロソフト社のページから、そのページがなくなっていた、あるいは、移動されていたのです。
TIME社が記事をアップした後に、まんまとマイクロソフト社から梯子を外されてしまったようです。
真相は詳しくわからないものの、少し調べて、元データが辿れないということはわかりました。
まぁ、この話がウソでも本当でも、それ自体で大きな実害はなさそうです。
ただ問題は、この情報を使って、
強く何かを訴えたい
あるいは
何かを売るための根拠にしたい
なんてことになると、ややこしくなります。
「それに基づいて信じたのに!買ったのに!」
なんて実害になる場合があるからです。
拡散している媒体は、そんなことに手を貸しているなんて思わず、無自覚です。
あくまでも、それぞれの媒体が言いたいことを言うための、とっかかりとして使っているんです。
こういうものが、情報のノイズとして、ネット上にはた~~~くさん転がってます。
フィットネスの世界もそう。
Evidence-based、”裏付けのデータがある”
ということをウリにしている指導者や商品はたくさんあるけれど、
今はどんな主張も、裏付けのデータはいっっっっくらでも探せます。
いくら極端な主張でも、何かしらデータに言いがかりを作って裏付けとしている例はたくさんあります。
だから、「XXXという研究データがある」だけでは、正しいかどうかを判断するには不十分。
その主張は、どれだけ強い裏付けがあるのかってところを理解しないと。
具体的には、
ケトジェニックダイエットは減量に最も効率がいい
VS
ケトジェニックは減量に効果はあるが最も適している方法ではない
という
対立する主張があり、両方に裏付けになるデータがあるとしたら、
そのデータを比べてみる。
ー 研究データ自体の数:色んな機関、研究者が同じような研究をして同じ主張に行き着いていれば、信頼度は高いですよね)
ー データの質(サンプルの数、質、対象期間など):特定の集団のみや、あまりにも少ない人数のみを対象にしたもの、短い期間で実施したものなどは、信頼性が低いといえます。
ー 誰がその研究にお金を出しているか?:サプリメーカーや食品メーカーが資金の出し手=その商品を売るための意図的なデータ作成の可能性が高い
最近の例だと、HMBやケトジェニックサプリの効果を、実際よりも高くうたっていた研究データについて、不正の疑いが高いとされているものがあります。
不正と疑われる理由はいくつかあるようですが、その中の1つに、
そのサプリメーカーがお金を出して行った研究で、かつ、他の研究データよりも著しく効果が高いように出ていたそうです。
Menno Henselmans on Steroid Use, HMB & Ketogenic Study Fraud
この方は、HMBの効果はうたわれているほど高くないという主張をお持ちです。
(まったく効果がないということではありません)
残念ながら、こんなことを書いている私も、このジレンマからは逃れられません。
が、影響を少なくするために、できることはあるんじゃないかと。
もし誰かから、衝撃的だったり、今までの認識を打ち消すようなことを聞いたら、
「マジか、やべぇな~!」
ではなくって、
「え、それってどこ情報?」
「根拠は?何でそう思うの?」
という視点を大事にしなくてはいけないですね。
「ネットの記事に書いてあったよ」
「XXさん(業界有名人)が言っていたから間違いないと思うよ」
ってきたら、
「ふ~ん」
と、話半分で聞いておいたほうがいいかと思います。
本当に真偽を確かめたければ、できるだけ元データに遡ることをしたいです。
だってネットには、こんなひどい記事↓が(たとえ一見もっともらしいものに見えても)ごろごろ転がっているんですから、、、
ササミを食べると逆に太る!? 林修も驚くダイエットにまつわる3つの新事実
(炎上目的と思うほどの記事です。)
「じゃあこのブログはどうなんだよ」
という方、
おっしゃる通りです。
このブログの私の意見も1つの意見であるわけで、私が考えていることでしかないわけです。
単に、私というフィルタを通って判別された情報にすぎませんよ。。。。
はい、2-3分で終わるだろうと思ったことが、結局30分かかり、
”金魚の集中力測定方法”というマニアックな知識は得られなかったという残念なお話でした。
そしてさらに30分かけて、わかりませんでした、という記事を書く始末w
金魚の集中力測定方法に端を発し、私の集中力不足が露呈してしまいました。(爆)
でも、意気揚々と、
”人間の集中力は金魚以下!”
って引用しなくてよかったぁ。笑笑
ちゃんちゃん。
あ、もし読者の方でこの件に詳しく知っている方がいたら、ぜひ教えてください!
やっぱりまだ興味ありです。。。。。。
”金魚の集中力測定方法”
タイトルを見て、フィットネス関係ないと思ってタブを閉じようと思ったそこのアナタ!
いえ、今回はちゃんと関係あります。
今日は、溢れる情報の中でどうあがいていくか?
というお話です。
”人間の集中力は金魚以下!”
これ聞いたことある人は多いでしょう。
金魚の集中力は9秒持つのに、現代人は8秒しかもたないそうです。
数年前にこんなことがネットで出てきてから、色々なメディアがこれを引用し、
皆さんの多くも、そして私も、
「マジか、人間そろそろやべぇな~」
って思ってたわけです。
「でも金魚の集中力なんてどうやって測ったんだろう?」
そんなことをうっすら思いながら、
「ま、いっか」
と、しばらく、”人間の集中力は金魚以下!” を信じていました。
先日ブログを書いていて、ふとこれを引用しようと思ったんです。
そしたら、ふとこの疑問がまた沸いて、
「せっかくだから調べてみよう、どうせ2-3分でわかるでしょ」
と思い、調べてみたんです。
結果、、、、、、
わかりませんでした。
え?
”人間の集中力は金魚以下!”
を引用している記事やメディアは山ほど出てくるのに、肝心の元データが辿れない!
どの記事も、”マイクロソフト社の研究によると”
とあるので、どうやらそれがベースになっているらしいことはわかる。
TIME社の記事が、その研究のリンクを張り付けているのでクリックしてみると、、
なぜか他のページにリダイレクトされる。
なななな、なんと、マイクロソフト社のページから、そのページがなくなっていた、あるいは、移動されていたのです。
TIME社が記事をアップした後に、まんまとマイクロソフト社から梯子を外されてしまったようです。
真相は詳しくわからないものの、少し調べて、元データが辿れないということはわかりました。
まぁ、この話がウソでも本当でも、それ自体で大きな実害はなさそうです。
ただ問題は、この情報を使って、
強く何かを訴えたい
あるいは
何かを売るための根拠にしたい
なんてことになると、ややこしくなります。
「それに基づいて信じたのに!買ったのに!」
なんて実害になる場合があるからです。
拡散している媒体は、そんなことに手を貸しているなんて思わず、無自覚です。
あくまでも、それぞれの媒体が言いたいことを言うための、とっかかりとして使っているんです。
こういうものが、情報のノイズとして、ネット上にはた~~~くさん転がってます。
~フィットネスの世界も溢れ帰る情報ノイズ~
フィットネスの世界もそう。
Evidence-based、”裏付けのデータがある”
ということをウリにしている指導者や商品はたくさんあるけれど、
今はどんな主張も、裏付けのデータはいっっっっくらでも探せます。
いくら極端な主張でも、何かしらデータに言いがかりを作って裏付けとしている例はたくさんあります。
だから、「XXXという研究データがある」だけでは、正しいかどうかを判断するには不十分。
その主張は、どれだけ強い裏付けがあるのかってところを理解しないと。
具体的には、
ケトジェニックダイエットは減量に最も効率がいい
VS
ケトジェニックは減量に効果はあるが最も適している方法ではない
という
対立する主張があり、両方に裏付けになるデータがあるとしたら、
そのデータを比べてみる。
ー 研究データ自体の数:色んな機関、研究者が同じような研究をして同じ主張に行き着いていれば、信頼度は高いですよね)
ー データの質(サンプルの数、質、対象期間など):特定の集団のみや、あまりにも少ない人数のみを対象にしたもの、短い期間で実施したものなどは、信頼性が低いといえます。
ー 誰がその研究にお金を出しているか?:サプリメーカーや食品メーカーが資金の出し手=その商品を売るための意図的なデータ作成の可能性が高い
最近の例だと、HMBやケトジェニックサプリの効果を、実際よりも高くうたっていた研究データについて、不正の疑いが高いとされているものがあります。
不正と疑われる理由はいくつかあるようですが、その中の1つに、
そのサプリメーカーがお金を出して行った研究で、かつ、他の研究データよりも著しく効果が高いように出ていたそうです。
Menno Henselmans on Steroid Use, HMB & Ketogenic Study Fraud
この方は、HMBの効果はうたわれているほど高くないという主張をお持ちです。
(まったく効果がないということではありません)
~じゃあどうすればいいのか?~
残念ながら、こんなことを書いている私も、このジレンマからは逃れられません。
が、影響を少なくするために、できることはあるんじゃないかと。
もし誰かから、衝撃的だったり、今までの認識を打ち消すようなことを聞いたら、
「マジか、やべぇな~!」
ではなくって、
「え、それってどこ情報?」
「根拠は?何でそう思うの?」
という視点を大事にしなくてはいけないですね。
「ネットの記事に書いてあったよ」
「XXさん(業界有名人)が言っていたから間違いないと思うよ」
ってきたら、
「ふ~ん」
と、話半分で聞いておいたほうがいいかと思います。
本当に真偽を確かめたければ、できるだけ元データに遡ることをしたいです。
だってネットには、こんなひどい記事↓が(たとえ一見もっともらしいものに見えても)ごろごろ転がっているんですから、、、
ササミを食べると逆に太る!? 林修も驚くダイエットにまつわる3つの新事実
(炎上目的と思うほどの記事です。)
「じゃあこのブログはどうなんだよ」
という方、
おっしゃる通りです。
このブログの私の意見も1つの意見であるわけで、私が考えていることでしかないわけです。
単に、私というフィルタを通って判別された情報にすぎませんよ。。。。
はい、2-3分で終わるだろうと思ったことが、結局30分かかり、
”金魚の集中力測定方法”というマニアックな知識は得られなかったという残念なお話でした。
そしてさらに30分かけて、わかりませんでした、という記事を書く始末w
金魚の集中力測定方法に端を発し、私の集中力不足が露呈してしまいました。(爆)
でも、意気揚々と、
”人間の集中力は金魚以下!”
って引用しなくてよかったぁ。笑笑
ちゃんちゃん。
あ、もし読者の方でこの件に詳しく知っている方がいたら、ぜひ教えてください!
やっぱりまだ興味ありです。。。。。。
”金魚の集中力測定方法”
AKIさんお疲れ様です。
返信削除ケトジェニック人生で初めてチャレンジしました。
(期間:約3週間程)
結果、効果が出にくい
でした。 これは人によって効果に差が出るのかも
しれないと感じます。
遺伝子検査から脂質代謝が苦手ではないものの、
実際mctオイルを1日2~3回摂取し、糖質はほぼ0
(含まれていたのはブロッコリーや海藻類の糖質ですね。。。)
カロリーを抑えみたり水分調整したりあえて脂質たくさん摂ってみたり
期間が短いので結果を求めるには向いてる向いてないの判断が
難しいですが、私は脂質代謝が得意ではない。
と気付きました。。。。
(今回は増やしすぎたのでケトで減量と考えたのですが逆に全然上手くいきませんでした。。。。)
何が自分に合うのか、自分にしか分からず、これも長い研究だな~と
つくづく感てしまいました。
長文失礼致しました><
りさちゃん、コメントありがとう。
削除上手くいかなかくても、実験して経過を見て管理して、っていう過程で大切な経験できたね!これでまた気持ち切り替えて減量できるね。
自分に合うというのは、体に合う、生活に合う、気持ちに合う(ストレスなくできる)、色々あると思うけど、遺伝子結果の結果に合わなかったとしても、他の意味で自分に合う減量方法もあるから、これから見つかるといいね^^
いつも読んでくれてありがとう~!
こちらからどうぞ~!(^^) https://togetter.com/li/1111613 "人間の集中力が金魚に劣るという言説について調べてみた"
返信削除