こんにちは!
今日は、2018年2月20日に発表された下記の論文についてまとめてみました。
タイムリーですね!
Effect of Low-Fat vs Low-Carbohydrate Diet on 12-Month Weight Loss in Overweight Adults and the Association With Genotype Pattern or Insulin SecretionThe DIETFITS Randomized Clinical Trial
元々肥満体型の人は、どちらをやっても同じように痩せますよ、
インスリン抵抗性や遺伝子の違いなどはあまり関係ないですよ、
という結果です。
みなさんにとっても、あまり驚きはないのではないかと思います。
この研究は、12ヶ月間、481/600人(21パーセントは途中でドロップアウト)の被験者(肥満体型)がランダムに低糖質、低脂質の食生活を実施して体重の推移を観察したものです。
他のデータより比較的、被験者の数と実施期間が長いデータです。
個々人のインスリン抵抗性や、遺伝子の違いなどは考慮に入れず、ランダムに、低糖質か低脂質かが割り当てられています。
それぞれの食事パターンで、
総カロリー、たんぱく質の量は同じ程度。
低糖質
PFC=100:90:100
低脂質
PFC=90:40:200
*最初の2ヶ月だけ低脂質はF20g/日、低糖質はC20g/日までと指示があり、その後は、ずっと実施可能な程度に維持してよいという指示であった。
そのため、3ヶ月程度で上記のようなバランスに落ち着いた人が多かった。
面白いのは、善玉コレステロール、悪玉コレステロール、中性脂肪の増加、減少パターンがそれぞれの食事で違ったことです。
低糖質は、低脂質に比べて大幅に善玉コレステロールの上昇、中性脂肪現象を促したのに対して、悪玉コレステロールが若干上昇していました(総コレステロール値は上昇)。
低脂質は、低糖質ほど大きく善玉コレステロールの上昇、中性脂肪の現象に貢献しなかったものの、悪玉コレステロールを大幅に減少させていました。

1.体重減というところは検証されているが、除脂肪体重(筋肉量)については検証されていない、どころか言及すらされていない。
2.食事のみの効果の検証であり、運動の実施はプランに含まれない。
3.極端な糖質制限、脂質制限はしていないということ。
これを読んで思うこと:
被験者がそもそも肥満体型の人だけをターゲットにしていることから、当てはまる人と層でない人がいると思います。
肥満で、とにかく体重を落としたいという人
除脂肪体重にこだわってダイエットしたい人
体重より体のラインを変えたい人
ダイエットにも色んな目的の人がいるわけですから、全ての目的において、この理論が当てはまるということではありません。
筋肉とかどうでもいいからとりあえず痩せたいの!って人はどっちでもよいかと思います。
が、フィットネスやボディビルのコンテストに出るために、除脂肪体重にこだわって体を絞るなら、できるだけ糖質を削りすぎず、低脂質がいいんだとやっぱり思います。
まとめの記事↓
Examine.com
Low-fat vs low-carb? Major study concludes: it doesn’t matter for weight loss
今日は、2018年2月20日に発表された下記の論文についてまとめてみました。
タイムリーですね!
Effect of Low-Fat vs Low-Carbohydrate Diet on 12-Month Weight Loss in Overweight Adults and the Association With Genotype Pattern or Insulin SecretionThe DIETFITS Randomized Clinical Trial
結論:体重を減らすという観点では、低脂質も低糖質もあまり違いはない。
元々肥満体型の人は、どちらをやっても同じように痩せますよ、
インスリン抵抗性や遺伝子の違いなどはあまり関係ないですよ、
という結果です。
みなさんにとっても、あまり驚きはないのではないかと思います。
この研究は、12ヶ月間、481/600人(21パーセントは途中でドロップアウト)の被験者(肥満体型)がランダムに低糖質、低脂質の食生活を実施して体重の推移を観察したものです。
他のデータより比較的、被験者の数と実施期間が長いデータです。
個々人のインスリン抵抗性や、遺伝子の違いなどは考慮に入れず、ランダムに、低糖質か低脂質かが割り当てられています。
それぞれの食事パターンで、
総カロリー、たんぱく質の量は同じ程度。
低糖質
PFC=100:90:100
低脂質
PFC=90:40:200
*最初の2ヶ月だけ低脂質はF20g/日、低糖質はC20g/日までと指示があり、その後は、ずっと実施可能な程度に維持してよいという指示であった。
そのため、3ヶ月程度で上記のようなバランスに落ち着いた人が多かった。
面白いのは、善玉コレステロール、悪玉コレステロール、中性脂肪の増加、減少パターンがそれぞれの食事で違ったことです。
低糖質は、低脂質に比べて大幅に善玉コレステロールの上昇、中性脂肪現象を促したのに対して、悪玉コレステロールが若干上昇していました(総コレステロール値は上昇)。
低脂質は、低糖質ほど大きく善玉コレステロールの上昇、中性脂肪の現象に貢献しなかったものの、悪玉コレステロールを大幅に減少させていました。

~感想~
認識しておきたいポイント:1.体重減というところは検証されているが、除脂肪体重(筋肉量)については検証されていない、どころか言及すらされていない。
2.食事のみの効果の検証であり、運動の実施はプランに含まれない。
3.極端な糖質制限、脂質制限はしていないということ。
これを読んで思うこと:
被験者がそもそも肥満体型の人だけをターゲットにしていることから、当てはまる人と層でない人がいると思います。
肥満で、とにかく体重を落としたいという人
除脂肪体重にこだわってダイエットしたい人
体重より体のラインを変えたい人
ダイエットにも色んな目的の人がいるわけですから、全ての目的において、この理論が当てはまるということではありません。
筋肉とかどうでもいいからとりあえず痩せたいの!って人はどっちでもよいかと思います。
が、フィットネスやボディビルのコンテストに出るために、除脂肪体重にこだわって体を絞るなら、できるだけ糖質を削りすぎず、低脂質がいいんだとやっぱり思います。
まとめの記事↓
Examine.com
Low-fat vs low-carb? Major study concludes: it doesn’t matter for weight loss
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