ボディビル大会の裏側!フィットネスビキニ大会初挑戦レポート


こんにちは!AKIです。

初挑戦の大会から早2週間。
ようやく生活がもと通りになりました。^^;

大会後は、発熱したり、今までにない脚の筋肉痛に襲われてうまく歩けなかったり、全身の倦怠感が続いてトレーニング再開が遅くなったり、と、大会の恐ろしさを知りました。。。苦笑

この時期はボディビル関連大会の最盛期ということで、毎週毎週、各地で大会が続いており、トップ選手は地方に遠征されたり、連戦している方々がたくさんいらっしゃいます。

その方々が、どんなに過酷でハードな生活をされているか、思い知りました。。。
本当に頭が下がります。

*実際の大会の様子*

動画(Youtubeに上がっていたものを拾ってきました)↓↓
第3回関東オープンフィットネスビキニ大会158cm以下級決勝比較審査

各階級の優勝者の中の優勝を決めるオーバーオール↓
第3回関東オープンフィットネスビキニ大会オーバーオール審査
観客の方の「よくわかんない」という言葉が入っていますね(笑)。
優勝は赤ビキニの方でした。








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さてさて、「フィットネスビキニ」と聞いても、何のこと?という方が99%以上だと思いますので、今日ご紹介するのは:


1.”フィットネスビキニ”競技とは何か?
2.大会の舞台裏
3.珍プレー集(私のですが)
4.感じたこと。


1.”フィットネスビキニ”競技とは何か?

フィットネスビキニ、英語ではBikini Fitnessといいますが、
欧米では昔からあるボディビル大会の1つのカテゴリになります。
日本にも数年前から大会が開催されるようになり、年々競技人口が増えています。

今回は、JBBF [Japan Bodybuilding & Fitness Federation:日本ボディビル・フィットネス連盟] が主催している、第3回関東オープンという大会に出場しました。
関東圏に在住または在勤している人が参加できる大会です。

この大会は身長別になっており、
158cm以下、163cm以下、163cm超
の3つのカテゴリがあります。私は158cm以下のカテゴリでした。


大会パンフレットから、抜粋すると

フィットネスビキニ:競うのは”健康的な女性美”
トレーニングされた女性らしい曲線美と躍動的なポージング
髪型や顔立ち、肉体的な発達状態、バランスのとれたプロポーション、肌の色つや、態度に自信や落ち着きがみられるか、女性らしく優雅で健康的か雰囲気が審査される。
”生まれ持ってのスタイル”で勝負するのではなく、そのスタイルを食事やトレーニングでより磨き上げているかが重要。しかし、極端に筋肉質であったり、過度に絞りすぎたりした場合は減点の対象となる。平たくいえば”健康的なお色気”を競う競技である。


全日本大会2連覇中の安井友梨選手が、最近TVや雑誌に取り上げられ、徐々に知名度が上がってきました。



かくいう私も、去年ベストボディジャパンに出ていた頃は全く知らず、安井さんのブログや他の選手のブログを読むようになり、大会のことを知りました。

日常の食生活、過ごし方、トレーニング法、、色々なことが細かく書いてあり、
ただひたすら、かっこいい!!!と思った時のことを覚えています。
ブログ記事:来年は新しい挑戦!!憧れの存在発見。








2.大会の舞台裏

新鮮だったこと、3つ。

a.とにかく、みんな肌が黒い!!
b.待ち時間はそこらじゅうにビキニ姿で転がっている選手達。
c.女子がパンプしてる!!



a.私も、会社ではいつも肌の色をつっこまれるほどの色ですが、そんな私が、白い方でした。やはり、黒い人はツヤ感が出ていて、オーラや迫力がありました。

大会前は、なかなか日サロに行けず、週1の頻度でした。
、、、、出直します。



b.選手は、基本的に控え室や、ステージ裏の廊下で待ちますが、廊下にバスタオルやヨガマットを引いて、ストレッチしたり、パンプで体が張りやすいようにトレーニングをして体をあっためたり、軽食を口にしたり、ポーズの練習をしたり、しています。


とにかく、自由気ままに過ごすので、あんなに面積の小さい水着のまま、トレーニングをしたり寝っころがったりするわけなので、横を通る男性選手達は、かなーり気まずい思いをしていたことでしょう。笑




c.ステージにあがる5分前くらいまでは、皆ステージ裏で、”パンプ”します。
具体的に何をするの?

直前に筋トレして、筋肉に血流を集中させて、ステージに立っているときだけ、筋肉を大きく見せるんです。

もちろんマシンやダンベルなどはありませんので、自重で腕立て伏せをしたり、ゴムチューブを使ったりという人が多いです。
ダンベルを持ってきている方もいましたが、RPGから出てきたような、戦う女戦士のようですごくかっこよかったです。

ビキニ姿でたくさんの黒い肌の女性がトレーニングをしている光景を見れるのは、ここだけでしょう。笑
私もおおっ!となりましたが、壮観です。笑
選手にしか見れない光景ですね。


3.珍プレー集(私のですが)

まず、ネイル。。

直前にバタバタしていて、結局自分でネイルを塗る時間がなさそうだったので、前もって、ネイルチップを用意していきました。

計画では、ステージ前に、ぴぴっとつけて、出ようと思っていました。

つけて、少しポージングをしてみると、、、思ったより、チップが安定しない!
髪をかきあげたりすると、チップが浮いてしまう。。

挙句のはてには、チップが髪にからまってしまった(笑)

これじゃ駄目だなー、と思い、急遽全部外しました。

なので、ステージでは、ネイルなしでした。


ちーん。。。





あと、決勝が終わって、あとは表彰式を残すだけ、、、という時、安堵感から水をがぶ飲みし、応援に来てくれていた友達からの塩大福に手をつけようとしました。

爆食い開始だ!!と思って、水をがぶ飲みし、「これから塩大福~」と観戦していた友達に報告すると、

「まだ!我慢!」

と、寸前でストップされました。

優勝すると、各階級の優勝者の中の優勝者を決めるオーバーオール審査があるので、念のためにまだ腹は膨らすな、ということでした。

ここで、友達のアドバイスがなかったら、水に加え、塩大福3つとドーナツ4つが、オーバーオール審査前にお腹に収まっていたことでしょう。

危ない危ない・・・(笑)





4.感じたこと。



正直、今回の大会は本当に結果がわかりませんでした。

自分のレベル感も、参加する前は全くわからず、ステージに立って、予選が終わって、
予選の結果が発表になるまで、本当に自信がありませんでした。

大会数日前、ベストボディでは結果が出なくて、この大会も駄目なら、これからどうしようかな~、と思っていました。


長くやっていれば結果はいつか出ることもあると思います。
ただ、自分ができると思ったことをやり切ったと思っていたこともあり、この大会が終わると全日本まで1ヶ月だけ。
今回駄目なら今季は駄目だ、と思っていました。


今季は駄目=競技自体最後かも。


来年は、正直この競技を続けていられるかわかりません。
選手の皆さん、皆同じだと思いますが、この競技は頻繁にトレーニングの時間を確保できたり、減量時は常に食事をコントロールしなくてはいけないため、仕事によっては続けることが難しくなると思います。

来年の仕事の状況など、予想できない部分が多く、競技に確実に集中できるのは今年までと思っていました。



大会の3日前に、SPORTECというフィットネス関連のエキスポがあり、その中でSPORTEC CUPというのが開催されていて、観戦に行っていました。

そこで、80歳の男性と、68歳の女性の現役ボディビルダーの方が紹介されていました。

男性は、ボディビル暦何十年の大ベテラン、女性は、52歳からトレーニングを始めたそう。
お二人とも、外見も若々しく、本当に生き生きしているのが伝わってきて、それを見て、本当に胸が熱くなりました。


この競技は、生活、人生の一部。
日々の生活、習慣を体というわかりやすい形にして、見せるもの。
美しいのは選手の体だけではなく、内面なんだと改めて感じました。


たった1年頑張って、「もう最後かも」なんて考えがよぎったこと自体、本当に恥ずかしく思いました。


それからは、これで駄目でも、トレーニング続けていたら、またチャンスがあるかもしれない、と開きなおりました。

これで駄目ならまたいつかやればいいじゃない。

結果がなくても続ける価値があるって、わかってるはずじゃない。



それくらい、レベル感に自信がなかったので、
ステージに立つ前は、「ようやくこのステージに立てるんだ~」とウルウルしたり
予選を通過すると、安堵して、どばっときたり、
決勝終わって、安心してポロポロして、
表彰式で、信じられない気持ちと興奮でボロボロ
家帰ってきてからも、まだ実感がわかず、終わった達成感でまたポロポロ。


どんだけ泣いてるん。笑
って感じですが、私、昔から大の泣き虫なんです。。。。


無事、優勝という結果をいただくことができ、嬉しい気持ちよりも、信じられない気持ちのほうが強いです。

当日、応援に来てくれた友達や知人の皆さんに、

感動した、
鳥肌たった、
何も言わなくても努力が伝わってきた、

と言ってもらえて、自分のことのように喜んでもらったことが、自分にとっては何よりのご褒美です!

また、この感動を届けられるように!

残り22日、9月3日の全日本に向けて、粛々とできることを頑張りたいと思います。







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